10月28日 香住
4泊5日の旅の最終日。 胆のう摘出手術後初めてのお泊りロケは今日で終わる。 正直言ってかなり体力が落ちているのが分る。 9月にリハビリを兼ねて個展を行い、6日間の写真展開催。 前日の設営、翌日の撤収作業も終えてかなり回復したと思っていたが甘かったようだ。 途中、ドローンが故障したこともあり気持ちも萎えたが体力の衰えを感じざるを得ない。 ともあれ、最終日は宿泊所と撮影ポイントは1Km程度の距離なのでゆっくりと起きて間に合う。 日の出の角度がいまいちわからなかったので、岩や島の配置で日の出前の撮影を行っていた。 地元の人が散歩やランニングしている。 風景が良いとそのようになるのだろうと思いながら挨拶をする。 ひとりの年配の女性から声をかけられた。 いつものお話、「どこから来たの?」。 聞いてみるとお寺のご内儀である。 お話を聞いているうちに山から太陽が顔を出した。 後でお寺へ伺う約束をして撮影場所を移動。 どうにかポイントに間に合った。 そこではボートを準備中、歩いていけない離れ小島で釣りを楽しむという。 朝食後「西迎寺」を訪問。 お話にあった「平安時代の仏像」にご対面。 3年前に修復したという神々しいお顔。 特別に頼んで撮影させていただいた。 寄木造で軽かったので地域の大火でも持ち出せて無事だったとのこと。 心が洗われたように感じてお寺を辞した。 早いけれどゆっくり帰ることにした。
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