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6月10日 本山町・土佐町

この日の朝景が一番の目標、最も高い位置から東の山々を狙う予定であった。 天候が良すぎて山々の前の雲海は出なかった。 でも吉延棚田に霧がかかり幻想的な光芒を見ることができた。 これも一応は目標にしていたがこんなにも美しい公房が出るとは予想していなかった。 その光芒を撮るためにドローンを飛ばした。 問題は高い位置にいるので光芒をより低い位置から撮るのが難しいところにある。 下へ降ろしすぎるとドローンは落下してしまう。 レンズを真下に向けて地面や水面にぶつからないように高度を下げていく。 離陸地点より20m下での撮影に成功した。 美しい光芒の風景を楽しんでいただきたい。 一枚はモノクロにして光芒の軌跡が分かりやすくしてみた。 そして土佐町地蔵寺のなんてん展望台へ、太陽の低い位置にある間に畑を入れて撮りたくて移動した。 ここもドローンの出番である。 そして前日教えてもらった「アジサイ園」へ向かう。 アジサイ園とは名ばかりで田植えの終わった田んぼの周囲にツツジとアジサイが植えてあるだけの場所。 でも撮影するにはこの方が良いのだ。 駐車場がないので停める場所を探すが見つからない。 田んぼのオーナーに少し広めの道へ停める許可をもらって撮影に入る。 アジサイ・ツツジを入れて田んぼの撮影、そして遠景に棚田が入る絶景を体験する。 11時になったので宿舎へ帰り、カップラーメンと稲荷寿司で昼食、そして昼寝。 15時半まで寝ることにしたがそんなに寝れるはずもなく2時に起きて写真の整理をする。 15時半からは吉延棚田の夕景の目標で出発、途中木能津の部落を散策するが良いポイントは見つからなかった。 そこから元の国道へ降りて再び吉延へ向かう。 昨日会ったカメラマンが大型の車で待っていた。 小生を待っているのではなく、夕景の時間待ちをしていた。 小生は教えてもらって吉延棚田の一番奥まで行くことにした。 急な農道を上りながら何度も休憩する。 途中で出会った農家の方と会話、美しい棚田に愛着を持たれているのが分る。 その場所での夕景の撮影を決めてなお上へ向かう。 本当に急な農道で、上るよりも降りる方がきつく、足の指先に痛みが走る。 それでも夕景を逃すまいと下った。 結果的にはこの日の夕景は残念な結果であった。 ネイチャーを狙う者として自然との相性はとても大切である。



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