top of page

初午

「初午」は14時から、その前に供える餅の積み出しが12時半から。時間があるので夜明け前から橋杭岩の撮影に向かう。今日は小生を含めて3名のカメラマン、お話をしながら太陽が出るのを待つ。雲から顔を出して忙しくなる、およそ50mの間を右に左に移動しながら撮影する、目的はどの岩の間に太陽を入れるかで絵が変わるためだ。およそ太陽が岩の上まで昇ると、岩の近くまで行っての撮影。岩に太陽を一部隠しての「星印」撮影に、このときはほかの2人のカメラマンはいなくなっていた。およそ2時間の撮影が終わって紀美野町満福寺へ向かう、餅の積み出しに間に合う。昼食後友人二人が寺に到着、今日は3人がかりでの撮影、餅撒きの場所が2カ所、一人は下での撮影役になる。1時間のお勤めには「大般若六百巻転読」が行われる。この経本は平安時代から伝わっていて紙は蝋が塗られ腐食しないように工夫され現在もそのまま使用されている。その後あの1斗餅を含め多くの餅まきで初午の日は終わる。隣町に住む大学時代の友人とお茶を楽しんで帰路

に就いた。

bottom of page