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初冬の蒜山

湯原温泉で朝を迎える。 昨夕に旅館の女将に「朝景」の場所を確認、けれど朝陽は無理、雲海は出てもショボイとの弁。 蒜山まで行くことを勧められた。 蒜山のどこで撮ればよいかは全く分からない。 5時に起きて5時半に出発。 日の出前にここはという場所を転々と探し回り構想を練る。 出たとこ勝負の撮影である。 でも朝日の出た瞬間は一番良いところにいたのではないかと感じた。 その後、太陽は雲海に沈み畑や田んぼの間を散策しての撮影に興じる。 雲が良い脇役をしてくれたのが幸運であった。 他のカメラマンがいない自分だけの空間に大満足。 農家の人には一人だけ出会った「おはようございます!」の挨拶は向こうからしていただけてこれも嬉しい限りである。 よそ者でも快く迎えていただける土地柄なのだろう。 夜明け間に転々とした場所を再度なぞりながら撮影を続けた。 その時間3時間、とても充実した時間であった。

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